取り組み
2015.12.2/コントレーサーCV-4500H4 導入
弊社はワイヤーの異型加工メーカーであり、様々な異型加工を手掛けております。
年々、求められる品質レベルも上がり、複雑な異型を製造するうえで、投影機測定では測定値に誤差が生じてしまい、寸法管理が困難な事象が出てまいりました。
そこで、2015年春より、新しい形状測定機の導入を検討し、数社の測定機器メーカーとデモを含めた打ち合わせを行なってまいりました。そして今夏、Mitutoyo製 輪郭形状測定機を導入致しました。
弊社が導入したコントレーサーは最新モデルで上下面の連続測定が可能な機器です。測定範囲、精度 等の仕様に関しては下記をご参照ください。(仕様はMitutoyoカタログより抜粋)
<測定範囲>
X軸 100mm、Y軸 500mm
<指示精度>
X軸 ±(0.8+0.01L)μm L=駆動長さ(mm) 広範囲 1.8μm/100mm 狭範囲 1.05μm5mm
Z軸 ±(0.8+/2H/100)μm H=水平位置からの測定高さ(mm)
<測定速度>
0.02~5mm/s
<傾斜角度>
±45°
<所有スタイラス>
両面円すいスタイラス、片角スタイラス
製品の測定だけでなく、異型加工用のローラー(約250φ)も測定できるハイコラムタイプを採用し、ローラー精度の管理も行なっております。
今回、コントレーサーを導入したことによって、多彩な高精度測定が可能となりました。
今後とも、より一層の品質向上、安定供給に努めてまいります。
<コントレーサーCV-4500H4>
<両面円すいスライラス>
(製造部 山﨑)